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「昔の、男」と逆の設定で、ロマが親分に振られている過去あり。で、
バツイチ子持ち親分が、ロマのマンションのお隣へ引っ越してきて、
ばったりと、酷い偶然の再会をしました。

…みたいな話を、ね。妄想してました。ここ最近。アホす。
元ネタは今読んでる小説です。(爆)
でも元ネタとはまるで違う話です。


・西ロマ現代パロ
・親分バツイチ子持ち
・親分の子供=ちび分
・ロマ>>>>>(越えられない壁)>>>>親分なちび分
・残念ガッカリな走り書きクオリティ。
 

またかよwwwwほんとにしょーがねぇやつだなwwwwwww
と、笑って許せる親分はお時間があれば、お付き合いください。

+ + + + + + + + + +

『近いうちに部屋を出て、実家に帰る。』

そう告げてきたロヴィーノはどこか寂しげで、胸が詰まった。
『行くな』
『傍に居って』
口に出そうになる言葉を飲み込んで、『そうかー。寂しくなるなぁ。』
作った顔で笑うしかなかった。


高校に入って出会った一コ下のロヴィーノは、
最初は邪険にされて『可愛くないわぁ』と思っていたのだけど、
構っているうちに段々と懐いてくれるように…なったんだ、と思う。
悪友を交えてロヴィーノと過ごした高校生活は、今までの人生で確かに、
俺の中で、一番楽しかった思い出だ。

『俺、……お前のこと、好きだ。』
ありがとう、俺も好き。なんて、軽く流そうとした卒業式の日。
今までになく、真剣な眼差しでもって、告げるロヴィーノが、
多分、俺は怖かったんや。
曇りのないオリーブの瞳が、真っ直ぐすぎて。

『ごめんな、無理やわ。』

そんなふうには見てなかった。
そう言えば、ロヴィーノは瞳を伏せた。
『知ってる。悪かったな、気持ち悪ぃ思いさせて。』
歪んだ顔で笑うロヴィーノが、忘れられなくて
ずっと胸に引っかかっていた。

その後、くるりと背を向けて歩き出したロヴィーノ後姿を、
後になって追いかけたくなるなんて、思いもしなかった。

…――――――――あの時。

ロヴィーノを怖いと思ったのは、
その瞳に恋をしていたからだ、と。
どうして今になって気付くんだろう。
これでは『鈍感』と言われても仕方がない。



こんなこと、今更言えるわけがない。
だから、せめて傍に…って、思ってたんやけど…な。



食後のコーヒーを淹れながら、物思いに耽っていた俺の耳に、
ちびの声が高らかに響いてきた。

「おれ、おっきくなったら、ロマにいちゃんのおよめさんになる~!
そしたら、ずっといっしょやんなー?」
「男の嫁はいらねーぞ。どうせなら楽させてやる、くらい言える男になれよ?」
「んーわかったわぁ。おれがんばるー!
そしたらな、ロマにいちゃんおよめにきてくれりゅ?」
「あー…三食昼寝とパスタ付きなら考えてやる。」
「ほんまー!?」

なっ…なんちゅー会話してんねんお前ら――――――――!!

きゃっきゃとちびと別れを惜しむように戯れていたロヴィーノに、
思わず叫んでいた。

「あかーん!!ロヴィーノは俺の嫁になるんやっ!!
何が三食昼寝や!それやったら、+トマトも付けるで、俺やったら!」
「な、な、何言ってんだアホちくしょう!ただの子供の口約束なんだから
流しておけよ!!何マジになってんだよ!…ばっかじゃねーの…。」
「本気やったらあかんのかいっ!」
「はぁぁぁあ?お前…どっかで頭でも打ったのか?熱でもあるんじゃ…」
「俺、ロヴィーのこと好きや。今更かもしれへんけど…
でもな、ほんまに…」
「嘘つけカッツォ!!本当に今更なんだよ!!今更……っちくしょ…」

ちびを抱きしめたまま、ロヴィーノは泣き出した。

「ロマにいちゃんなかすな、このハゲ!」
「ハゲてへんわ!!つーか、とうちゃんに向かって何やその口の聞き方!」
「にいちゃ~ん、なかんでやー。ほら、げんきのでるおまじない、ちたるでー!
ふちょちょちょちょ~。」
「阿呆!そんなん効くかいな!いくでー元祖、元気の出るおまじないやー!
ふそそそそそそそ~~~~~~…って、した後はっ…と。」

ロヴィーノの顎を掴んで自分の方へ向かせると、その唇にキスをした。

「な、んっ!」
「ごめんな、でも俺…ロヴィーノが好きや。」
「…っかやろ…!……俺だって…、ずっと……っ!」
「うん、ありがとうなー。」


腕の中ぬくもりを、今度は離さないように。
ぎゅっと抱きしめた。
ちびも一緒に。


今度こそ、きっと幸せに。






【END】








おまけ

「実家帰るんやったら、俺らも行くで。じーさんに、挨拶せななー。」
「はぁっ!?な、…マジかよ。」
「あのじーさんに殴られるん、二回目かー。まぁがんばるわー。」
「…?二回目??」
「あー…昔お前の家に皆で行ったやん?その帰りになー。
『なんかお前ムカツク』とか言われてビンタされてん。なんでやねん。なー?」
「………」


後日、予想どおりロヴィーノのじーさんに殴られた。
曰く。
「昔から孫を連れてく悪い虫のような気がしていた」
…じじいのカンも、たまには当たる。
まぁ一緒に暮らすのを許してもらえたし、
殴られ損にはならなかったから良しとしよう。

近いうちに三人で住む、一戸建てを購入予定。
-----------------------------------------------------------

ちび分に懐かれるロマ兄ちゃん萌え。
この後、ことあるごとに親分VSちび分の嫁争奪戦があるに違いない。
それを一喝して黙らせるロマーノさん。カカア天下ですね。わかります!
…いい加減黙ろう。
変な妄想してないで、やることやれよ。サーセン。←

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自己紹介:
西ロマ早く結婚しろ!が口癖。現在APHにドップリ嵌っています。ロマーノは俺の嫁。
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