朝っぱらからパンツの話をする中学生西ロマ。
このあと悪友絡んだりします。
別離編の方が長くなると思っていたけど、予想以上に長いです。
告白編が15Pぐらいで、別離編が今の時点で25P…どんだけ長いん…。
これでもいろいろ削ったんだけどな…あれ…?まだ終わらない……?
ところで手が無意識にイタちゃんを(若干)黒くて超ブラコン。にしてた件。←
…俺じゃない、手が勝手にry……超趣味です、ごめんなさい。
「…――――――――ノ。ロヴィーノ…。」
「…ん?」
「ロヴィーノ!…もー、さっきから呼んでるのに返事してぇや。寂しいやん!」
無視せんといてー!俺のこと無視せんといてー!
…と、喚く(ウザい)隣を歩く男の名は、アントーニョ。
近所に住んでて、昔から良くつるんでいる…幼馴染ってやつだ。
…そう、つまり。これが俺の片思いの相手である。
よりにもよって、なんでこんなやつに……思うこと数年。
それでもやっぱり、コイツじゃないとだめだな。って思うから、もう俺は末期だ。
笑いたければ、笑えこのやろー。
「朝からうるせぇんだよ、お前は。ちったぁ黙れカッツォ。」
「あ、やっとこっち見てくれた~。朝から深刻そうな顔してるから、何かあったんかと心配になるやん。」
すいっと手が伸びてきて、手のひらを俺の額に当てた。
「んー、熱はないよなぁ。なんか悩みでもあるん?何かあったらいつでも相談してや!
俺、親分やし!力になるで!」
にこっとまったく邪気のない眩しい笑顔を向けられて、頬が赤くなると同時に胸が痛んだ。
人の気も知らないで、無責任なこと言いやがって…。
『実はお前が好きなんだ、恋愛感情で』とか言ったら、流石に能天気なコイツでも
引くだろうことは容易に想像が出来る。
それで、ただの幼馴染の存在でさえいられなくなるくらいなら、一生黙っているしかない。
いつか、俺にコイツよりも好きな人が出来れば、それが一番いい。
けど…いつかって…いつだよ。
ずっとこんな想いを抱えているのは、正直とても辛い。
誰にも言えないし、もちろん、本人に悟られるのは論外で。
…本気で叶わない恋っていうのは、まぁつまり、こういうことだろ。
「ロヴィー、なぁなぁロヴィーノ~。」
「…今度は何だよ、鬱陶しい。」
「今、前歩いてる二人組の女子のスカートが風で捲れた。」
「なっ、おま…!そういうことは早く言えよ…!」
何一人だけ良い目を見てやがる!と、小声に潜めてゴスゴスとアントーニョの脇に拳を入れる。
そして、コホンと一つ咳払い。
「で…?」
「右の子がピンクで左の子が青の花柄。」
「ふーん…俺は左がいい。」
「えー、ロマって清楚で大人しそうな子好きやなぁ。」
「…まぁ可愛い女の子は皆好きだけどな。」
俺としては、あんまり強気な子よりは、大人しいタイプがいい。
可愛いし、守ってあげたくなるような。…ヘタレが何言ってんだ、とか笑うなよ。
「ほな、ロヴィーの今日のパンツはどんななん?」
「あー、今日は黒の……って、何言わせてんだ、ハゲ!」
「黒とかセクシーやんなぁ。ちなみに、俺はトマト柄やで!」
「聞いてねーよ!」