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ジャンプ+で久しぶりに伊兄弟(とじいちゃん)来たので
伊ロマが!!伊ロマが書きたくて…
でも結局書いたのは伊ロマじゃないっていうね…なんじゃそりゃだよ。


・走り書き
・詐欺師西×カフェ店員ロマパラレルの番外編
・超ブラコンなイタちゃん(黒伊)注意
・すごく中途半端

+ + + + + + + + + +
そこそこ有名な絵画展に出品することになったから
いつものように真っ先に最愛の兄、ロマーノにチケットを送った。
けれど、きっと兄は来ないだろう。
兄は自分に劣等感を感じてしまうようで、俺の作品は見ようとしない。
それでも毎回チケットは送るけれどいつも使われずに捨てられる。
今回もそうだろうと思っていたのに、予想に反して兄は絵画展に来ていた。
俺の絵を眺める人波から少し離れた場所から眺めている
後姿を見つけた時は、本当に嬉しくて、嬉しくて飛び付いた。
「兄ちゃん!見に来てくれたんだ!嬉しいなぁ」
「兄ちゃん?」
兄の隣にいた男が驚いた声を上げた。
そう珍しくも兄は男連れだったのだ。
「あ、兄ちゃんのお友達?初めましてー」
にこりと当たり障りのないように挨拶を交わす。
さり気無く名前を聞き出し、世間話を少しばかり。
(スペイン…ね)
緩い笑みを浮かべたスペインという男に、勘が働く。
多分、兄はこの男のことが好きだ。
そうでなければ“こんなトコロ”に連れて来たりはしないだろう。
ロマーノに好きな人が出来るのはいいことだ。
ずっと特別親しい友人のいなかっただから、それは喜ばしいことだろう。
でも、何故かな。素直に喜べない。
それに、スペインというこの男の笑顔が嘘くさい気がして不安に駆られる。
(大丈夫…かな)
ちらりと兄の顔を盗み見ると、泣き出しそうな瞳にぎょっとした。
「…帰る」
「えっちょ、ロマー?」
早々に踵を返したロマーノに慌てて後を追うスペイン。
二人の後姿を見送って、溜息を零した。

そのあと、どういう経緯か兄はスペインと付き合い始めたというから
ますます俺の不安は増していった。

-------------------------

続くかもしれない

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花景
性別:
女性
自己紹介:
西ロマ早く結婚しろ!が口癖。現在APHにドップリ嵌っています。ロマーノは俺の嫁。
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