本文は書けましたので、今から加筆修正します。
たぶん総ページ数は130Pくらいになる…ような。どんだけ長いの…wwwww
これでもかなりはしょって、最後のほうかなり駆け足展開なんだけど…;;;;
あとこんだけ長くてもR18な部分は1割程度とか…実にすいません。
拍手とか諸々のお返事もう一ヶ月ためてる…すいません!
もうちょっと…入稿してからお返しさせてください。
それにしても最近のご本家親分は格好よさに磨きがかかっている気がします。
カラーの親分かこいい。(でもロマのカラーもたまには欲しい…。)
なかなかな筋肉とか聞いたらドキがムネムネするじゃない…!
親分のムキムキは許せるが他のムキムキキャラは怖いロマーノさんwwww
親分は親分だから好きなんですよね、わかります。
親分のみ特別扱い。ロマーノさんはどんだけ親分好きなの…wwwwwwww
続きに第3幕と第4幕のサンプル文章
たぶん総ページ数は130Pくらいになる…ような。どんだけ長いの…wwwww
これでもかなりはしょって、最後のほうかなり駆け足展開なんだけど…;;;;
あとこんだけ長くてもR18な部分は1割程度とか…実にすいません。
拍手とか諸々のお返事もう一ヶ月ためてる…すいません!
もうちょっと…入稿してからお返しさせてください。
それにしても最近のご本家親分は格好よさに磨きがかかっている気がします。
カラーの親分かこいい。(でもロマのカラーもたまには欲しい…。)
なかなかな筋肉とか聞いたらドキがムネムネするじゃない…!
親分のムキムキは許せるが他のムキムキキャラは怖いロマーノさんwwww
親分は親分だから好きなんですよね、わかります。
親分のみ特別扱い。ロマーノさんはどんだけ親分好きなの…wwwwwwww
続きに第3幕と第4幕のサンプル文章
+ + + + + + + + + +
【西ロマと普ロマ?みたいな第3幕サンプル】
「やっと見つけた…ほんまにもう、何してたんこんな時間まで!」
怒っている。声に驚いて思わず肩が跳ねた。
それを見て、アントーニョはぎゅうっと強く抱きしめてきた。
「心配、したんやで。急に出て行くから…勝手にどっか行ったりせんといて」
「……ん、ごめん…なさい…」
素直にそう言うと、アントーニョは大きな溜息を吐いた。
弾む吐息、汗ばんだ身体。もしかして、今まで探していてくれたのだろうか。
そう気付けば、じわりと心が熱くなる。
「――――――アントーニョ?まさか、アントーニョかよ!?」
驚く声に、そういえばまだギルベルト居たんだっけか。
慌てて離れようとする俺を逃がすか、とばかりに更にぎゅっと抱き寄せられてしまった。
「お、お前ら知り合い…なのか…?」
「まぁな」
「お前――――――誰やっけ?」
「忘れんなよ!先々月くらいにも遊びに行っただろーが!!つーか、お前がロヴィーノの身請け先かよ」
「冗談やんか。ていうか、ギルこそ何なん?知り合い?ロヴィーノどないする気やったん?」
答えようによっては、殴るで。とアントーニョが言えば、ギルベルトは慌てて口を開いた。
(って、待て!言うな!!本当のことなんか、言ったら…――――――!)
慌てて手を伸ばしてギルベルトの口を塞ごうとしたが、その手は届かなかった。
「俺様はな、ロヴィーノの昔の客だ。でもまぁ安心しろよ。
久しぶりに会ったから、少し話してただけだからよ」
「客…?昔の…――――――?」
アントーニョは腕の中の俺を見た。俺は目を合わせられなくて俯いた。
アントーニョは知ってる。俺が昔男娼をしていたことを。
でも、その客と会ってた、なんて知られるのは嫌だった。
変な誤解してないといい。それだけを願った。
「まさかお前知らないのか?ロヴィーノ娼館にいたんだよ。しかも、かなり売れっ子。
新規の客は顔拝むだけでも金取るし、上客しか相手にしない。
客だろうが絶対に下手に出たりしない。そういうプライド高いのを従わせたがる
男にすげぇ人気で、やたら感度もいいから夢中になるやつ多くて――――――」
「黙れギルベルトっそれ以上言うな!!」
昔の所業をつらつらと語られるなんて、どんな羞恥プレイだ。
しかも、よりにもよってそんなことを、好きな男に知られてしまうなんて…!
ドン引きもいいとこじゃねーか!見ろ、固まっちまってる!
あぁ、最悪だ。
「フン、やっぱお前が操立ててる、好きなヤツってアントーニョかよ」
「ちがっ、も、黙れって言ってんだろーがああああ!」
泣きたい。そこまで暴露しなくてもいいじゃねーか!
フェリシアーノのこと、教えなかったからってこんなのは酷い。
絶対気持ち悪いって思ってる。フェリシアーノと違っていやらしい、汚い、淫乱って思ってる。
しかも、そんな男に好かれているとか、気持ち悪いにも程がある。
(終わったな…)
せめてギルベルトに一発食らわせてやろうと腕から抜け出そうとした。が。
アントーニョは俺をしっかりと抱きしめて離さない。
「はな、せ…このハゲ!」
ぐいぐいと胸を押す俺に、アントーニョは安心させるように、優しい笑みを向けた。
抵抗する手を下ろすと、身体を離した。
くしゃっと俺の頭を撫でてギルベルトから背に庇うようにして向き直った。
「昔のこと穿り返してベラベラ喋るとか、お前ほんまデリカシーないなぁ。」
「お前に言われたくねーよ!」
「ロヴィーノ、あの阿呆は気にせんでえぇから、一緒に帰ろ?な?」
全然気にしてない、みたいに笑うアントーニョに、じわりと涙が浮かんだ。
気にしてない態度は、俺のため?それとも、興味がないから?…答えは後者だろう。
だって、アントーニョは俺のことなんか好きでも何でもない。
ただ、ローデリヒから預かってるから、大事にしてるだけ。
俺が勝手に、アントーニョを好きでいるだけ。
ただ、それだけがどうしようもなく、苦しい。
「う…っひくっ」
「あぁ、泣かんといて…!もー、ギルのせいやで!」
「はぁ?てめーのせいだろーが、この鈍感野郎!
オイ、ロヴィーノ!アントーニョなんかのとこじゃなくて、俺様んとこに来いよ。コイツより大事にしてやるぜ」
「ギルなんかのとこ行ったら不憫が移るやん。もう早ぅどっか行ってくれへん?」
「あぁ?!んだとこのやろー!」
「さぁ帰ろ。フェリちゃんも待ってるで~」
よしよしと頭を撫でられて、アントーニョは俺の肩を抱いて歩き出した。
アントーニョの口からフェリの名前が出てズキリと胸が痛んだ。
けれど、黙ってそれに従った。疲れた。今は早くベッドに入って眠りたい。
「…待てよ!」
強く腕を引かれて、振り返る。アントーニョの腕が再び肩を抱こうしたその前に、
ギルベルトは俺を腕に引き込んで首筋に顔を埋めてきた。
「ギルッ…んっ!」
ちりっとした痛みに顔を顰めると、ギルベルトはニッと口の端を上げて笑った。
「またな!」
そうして素早く身を翻して去って行った。
俺の首筋に、赤い痕を残して。
*************
【英と再会第4幕サンプル】
「あ、わっ!」
「おっと」
ヒールのある靴を履いていたせいで、バランスを崩して倒れそうになったが、
ぶつかった相手が腕を掴んで引き寄せてくれたので、床とお友だちにならずには済んだ。
「えっと…すいません、ありがとうございま…」
「いや、こっちこそ悪かっ、た……?お前、ロヴィーノ…か?!」
目を合わせると、顔よりも特徴的な太い眉毛には見覚えがあった。
「アーサー・カークランド……様?」
お互い驚いていたが、直ぐに表情を和らげた。
「久しぶりだな…元気そうでなによりだ」
「おかげさまで……良く俺だって分かりましたね」
「まぁな…あの弟は一緒じゃないのか?」
「…あぁ…いますよ、この会場のどこかには」
フェリシアーノ……か。
脳裏にアントーニョと笑い合う弟の姿が浮かんで、俯いた。
俺がいなくても、楽しそうに喋っているんだろう。
じわっと涙が浮かびそうになって、慌てて目に力を入れた。
(何泣いてんだ、俺…!)
アントーニョがフェリシアーノを好きなことなんて、分かっていたはずだ。
黙り込んだ俺の手を、アーサーが取った。
「…音楽が変わったな。一曲付き合え」
「え、え?!お、俺ダンスは…っ!」
手を引かれて会場の中央に連れて行かれてしまう。
ダンスは一応ローデリヒに仕込まれたが、こうして社交場で踊るのなんか初めてだ。
慌てる俺を他所に、アーサーはニヤリと笑った。
「大丈夫だ、お前がヘマしてもちゃんとフォローしてやるから」
「そういう問題じゃねー…いや、ないです!」
音楽に合わせてステップを踏む。ぎこちない俺とは対照的にアーサーは余裕綽々でダンスを楽しんでいるようだ。
踊っていて分かったが、アーサーはリードが上手い。
いや、弟やローデリヒしか相手にしたことがないのだが、踊りやすい。
慣れてない俺にペースを合わせてくれているらしく、終わる頃には何も考えずとも
それなりに踊れるようになっていた。
「なんだ、慌てていた割りに、上手いじゃないか」
「アーサー様こそ、リードがお上手で」
「まぁな、紳士ならこれくらい出来て当然だろう」
ふふんと得意げに笑うアーサーに、それじゃあこれで、と別れようとしたが。
「お前、今もどっかの貴族のところにいるのか?」
「…えぇ、まぁ…。でも、良くしてもらっているので、平気です」
「そうか…」
一応、心配してくれているのだろう。
まぁ、出会いが出会いだから、仕方ないだろうな…。
「ロヴィーノッ!!」
アントーニョの声に、ビクッと肩が跳ねた。
恐る恐る振り返ると、眉を吊り上げて怒った顔をしたアントーニョが近づいてきた。
勝手に傍から離れたから、きっとそれで怒っているんだろう、と思った。
「あ、アントーニョ…」
「アントーニョ?…アントーニョ・フェルナンデス・カリエドか?」
「アーサー…カークランド…!お前、俺のロヴィーノ、ナンパせんといてくれるか?眉毛が移ったらどないしてくれるん?」
「んだと、この眉毛は俺の紳士の証だ!」
「ハンっ!何が紳士や!陰湿で性格の悪い元ヤンが紳士とか、鼻で笑ってまうわ!」
…え、あれ?またこの流れ?もしかしなくても…。
「アントーニョ、アーサー様と知り合い…か?」
「知り合いとかそんなんとちゃうわ!…てか、何?!様付け!?ロヴィーノこそ知り合いなん?」
「フン、なんだお前の今度の主はカリエドか…そんな金、まだあったのか」
「うっさいわこの毛虫眉毛!」
「どーせ長くは持たないだろうぜ、さっさと別の働き口見つけたほうがいい。なんならまた俺が世話してやってもいい」
まぁ別にお前のためじゃないんだけどな!俺のためなんだけど!
などと、良く分からない台詞をつけていたが、これはもしかして…相当仲が悪い…のか?
周りも何の騒ぎだ、と野次馬の人だかりが出来そうだ。
早くこの場を収めないと…って、俺がやるのか?めんどくせぇ…。
などと思っていると、アントーニョが俺の手を掴んだ。
「ロヴィーノいくで」
「え、あ…ちょっと待…っ!」
「ロヴィーノ、何かあったら連絡しろ」
アーサーはそう囁いて、俺に紙片を握らせた。
******************
こんな感じの駄文です。
「やっと見つけた…ほんまにもう、何してたんこんな時間まで!」
怒っている。声に驚いて思わず肩が跳ねた。
それを見て、アントーニョはぎゅうっと強く抱きしめてきた。
「心配、したんやで。急に出て行くから…勝手にどっか行ったりせんといて」
「……ん、ごめん…なさい…」
素直にそう言うと、アントーニョは大きな溜息を吐いた。
弾む吐息、汗ばんだ身体。もしかして、今まで探していてくれたのだろうか。
そう気付けば、じわりと心が熱くなる。
「――――――アントーニョ?まさか、アントーニョかよ!?」
驚く声に、そういえばまだギルベルト居たんだっけか。
慌てて離れようとする俺を逃がすか、とばかりに更にぎゅっと抱き寄せられてしまった。
「お、お前ら知り合い…なのか…?」
「まぁな」
「お前――――――誰やっけ?」
「忘れんなよ!先々月くらいにも遊びに行っただろーが!!つーか、お前がロヴィーノの身請け先かよ」
「冗談やんか。ていうか、ギルこそ何なん?知り合い?ロヴィーノどないする気やったん?」
答えようによっては、殴るで。とアントーニョが言えば、ギルベルトは慌てて口を開いた。
(って、待て!言うな!!本当のことなんか、言ったら…――――――!)
慌てて手を伸ばしてギルベルトの口を塞ごうとしたが、その手は届かなかった。
「俺様はな、ロヴィーノの昔の客だ。でもまぁ安心しろよ。
久しぶりに会ったから、少し話してただけだからよ」
「客…?昔の…――――――?」
アントーニョは腕の中の俺を見た。俺は目を合わせられなくて俯いた。
アントーニョは知ってる。俺が昔男娼をしていたことを。
でも、その客と会ってた、なんて知られるのは嫌だった。
変な誤解してないといい。それだけを願った。
「まさかお前知らないのか?ロヴィーノ娼館にいたんだよ。しかも、かなり売れっ子。
新規の客は顔拝むだけでも金取るし、上客しか相手にしない。
客だろうが絶対に下手に出たりしない。そういうプライド高いのを従わせたがる
男にすげぇ人気で、やたら感度もいいから夢中になるやつ多くて――――――」
「黙れギルベルトっそれ以上言うな!!」
昔の所業をつらつらと語られるなんて、どんな羞恥プレイだ。
しかも、よりにもよってそんなことを、好きな男に知られてしまうなんて…!
ドン引きもいいとこじゃねーか!見ろ、固まっちまってる!
あぁ、最悪だ。
「フン、やっぱお前が操立ててる、好きなヤツってアントーニョかよ」
「ちがっ、も、黙れって言ってんだろーがああああ!」
泣きたい。そこまで暴露しなくてもいいじゃねーか!
フェリシアーノのこと、教えなかったからってこんなのは酷い。
絶対気持ち悪いって思ってる。フェリシアーノと違っていやらしい、汚い、淫乱って思ってる。
しかも、そんな男に好かれているとか、気持ち悪いにも程がある。
(終わったな…)
せめてギルベルトに一発食らわせてやろうと腕から抜け出そうとした。が。
アントーニョは俺をしっかりと抱きしめて離さない。
「はな、せ…このハゲ!」
ぐいぐいと胸を押す俺に、アントーニョは安心させるように、優しい笑みを向けた。
抵抗する手を下ろすと、身体を離した。
くしゃっと俺の頭を撫でてギルベルトから背に庇うようにして向き直った。
「昔のこと穿り返してベラベラ喋るとか、お前ほんまデリカシーないなぁ。」
「お前に言われたくねーよ!」
「ロヴィーノ、あの阿呆は気にせんでえぇから、一緒に帰ろ?な?」
全然気にしてない、みたいに笑うアントーニョに、じわりと涙が浮かんだ。
気にしてない態度は、俺のため?それとも、興味がないから?…答えは後者だろう。
だって、アントーニョは俺のことなんか好きでも何でもない。
ただ、ローデリヒから預かってるから、大事にしてるだけ。
俺が勝手に、アントーニョを好きでいるだけ。
ただ、それだけがどうしようもなく、苦しい。
「う…っひくっ」
「あぁ、泣かんといて…!もー、ギルのせいやで!」
「はぁ?てめーのせいだろーが、この鈍感野郎!
オイ、ロヴィーノ!アントーニョなんかのとこじゃなくて、俺様んとこに来いよ。コイツより大事にしてやるぜ」
「ギルなんかのとこ行ったら不憫が移るやん。もう早ぅどっか行ってくれへん?」
「あぁ?!んだとこのやろー!」
「さぁ帰ろ。フェリちゃんも待ってるで~」
よしよしと頭を撫でられて、アントーニョは俺の肩を抱いて歩き出した。
アントーニョの口からフェリの名前が出てズキリと胸が痛んだ。
けれど、黙ってそれに従った。疲れた。今は早くベッドに入って眠りたい。
「…待てよ!」
強く腕を引かれて、振り返る。アントーニョの腕が再び肩を抱こうしたその前に、
ギルベルトは俺を腕に引き込んで首筋に顔を埋めてきた。
「ギルッ…んっ!」
ちりっとした痛みに顔を顰めると、ギルベルトはニッと口の端を上げて笑った。
「またな!」
そうして素早く身を翻して去って行った。
俺の首筋に、赤い痕を残して。
*************
【英と再会第4幕サンプル】
「あ、わっ!」
「おっと」
ヒールのある靴を履いていたせいで、バランスを崩して倒れそうになったが、
ぶつかった相手が腕を掴んで引き寄せてくれたので、床とお友だちにならずには済んだ。
「えっと…すいません、ありがとうございま…」
「いや、こっちこそ悪かっ、た……?お前、ロヴィーノ…か?!」
目を合わせると、顔よりも特徴的な太い眉毛には見覚えがあった。
「アーサー・カークランド……様?」
お互い驚いていたが、直ぐに表情を和らげた。
「久しぶりだな…元気そうでなによりだ」
「おかげさまで……良く俺だって分かりましたね」
「まぁな…あの弟は一緒じゃないのか?」
「…あぁ…いますよ、この会場のどこかには」
フェリシアーノ……か。
脳裏にアントーニョと笑い合う弟の姿が浮かんで、俯いた。
俺がいなくても、楽しそうに喋っているんだろう。
じわっと涙が浮かびそうになって、慌てて目に力を入れた。
(何泣いてんだ、俺…!)
アントーニョがフェリシアーノを好きなことなんて、分かっていたはずだ。
黙り込んだ俺の手を、アーサーが取った。
「…音楽が変わったな。一曲付き合え」
「え、え?!お、俺ダンスは…っ!」
手を引かれて会場の中央に連れて行かれてしまう。
ダンスは一応ローデリヒに仕込まれたが、こうして社交場で踊るのなんか初めてだ。
慌てる俺を他所に、アーサーはニヤリと笑った。
「大丈夫だ、お前がヘマしてもちゃんとフォローしてやるから」
「そういう問題じゃねー…いや、ないです!」
音楽に合わせてステップを踏む。ぎこちない俺とは対照的にアーサーは余裕綽々でダンスを楽しんでいるようだ。
踊っていて分かったが、アーサーはリードが上手い。
いや、弟やローデリヒしか相手にしたことがないのだが、踊りやすい。
慣れてない俺にペースを合わせてくれているらしく、終わる頃には何も考えずとも
それなりに踊れるようになっていた。
「なんだ、慌てていた割りに、上手いじゃないか」
「アーサー様こそ、リードがお上手で」
「まぁな、紳士ならこれくらい出来て当然だろう」
ふふんと得意げに笑うアーサーに、それじゃあこれで、と別れようとしたが。
「お前、今もどっかの貴族のところにいるのか?」
「…えぇ、まぁ…。でも、良くしてもらっているので、平気です」
「そうか…」
一応、心配してくれているのだろう。
まぁ、出会いが出会いだから、仕方ないだろうな…。
「ロヴィーノッ!!」
アントーニョの声に、ビクッと肩が跳ねた。
恐る恐る振り返ると、眉を吊り上げて怒った顔をしたアントーニョが近づいてきた。
勝手に傍から離れたから、きっとそれで怒っているんだろう、と思った。
「あ、アントーニョ…」
「アントーニョ?…アントーニョ・フェルナンデス・カリエドか?」
「アーサー…カークランド…!お前、俺のロヴィーノ、ナンパせんといてくれるか?眉毛が移ったらどないしてくれるん?」
「んだと、この眉毛は俺の紳士の証だ!」
「ハンっ!何が紳士や!陰湿で性格の悪い元ヤンが紳士とか、鼻で笑ってまうわ!」
…え、あれ?またこの流れ?もしかしなくても…。
「アントーニョ、アーサー様と知り合い…か?」
「知り合いとかそんなんとちゃうわ!…てか、何?!様付け!?ロヴィーノこそ知り合いなん?」
「フン、なんだお前の今度の主はカリエドか…そんな金、まだあったのか」
「うっさいわこの毛虫眉毛!」
「どーせ長くは持たないだろうぜ、さっさと別の働き口見つけたほうがいい。なんならまた俺が世話してやってもいい」
まぁ別にお前のためじゃないんだけどな!俺のためなんだけど!
などと、良く分からない台詞をつけていたが、これはもしかして…相当仲が悪い…のか?
周りも何の騒ぎだ、と野次馬の人だかりが出来そうだ。
早くこの場を収めないと…って、俺がやるのか?めんどくせぇ…。
などと思っていると、アントーニョが俺の手を掴んだ。
「ロヴィーノいくで」
「え、あ…ちょっと待…っ!」
「ロヴィーノ、何かあったら連絡しろ」
アーサーはそう囁いて、俺に紙片を握らせた。
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こんな感じの駄文です。
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