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トマポリです。
ほんとは「サマーナイトクルーズ~狙われた女装ポリス!淫らな薬に犯されて~」
みたいなAVのタイトルですかwwwwwwwwwwwww
っていうのをサブタイにしようかと思ったけどやめときますww
タイトルで引っ掛かったら面白いかと思ったけど
でも中身はただのラブコメだよ。エロ?なにそれ美味しいの???だからなー…


こんなの書きたいんだけど、この夏…



+ + + + + + + + + +
「RRRR…」
まだ夜が明けて間もなく、空も薄らと白みだした頃に
ベッドサイドの携帯が音を奏で始めた。
それをもぞもぞとシーツか手だけをだして寝惚け眼のまま通話ボタンを押した。
「はい、はいどちらさーん?…あぁ、おはようさん…」
聞き覚えのある落ち着いた涼やかな声の主はまだ眠いですというアントーニョの声に
少々呆れたような苦笑いをしながら用件を伝えると通話を切った。
上司が全員を集めるように指示された本田からの連絡に
やれやれとベッドから身を起こした。
ベッドの下に散らばる下着やズボンを一先ず着ていると
ふいにシーツがもぞもぞと動いた。
シーツから顔を出したもう一人の人物にアントーニョは笑顔を向けた。
「おはようさん、ロヴィ」
「…ん。今の本田か…?仕事?」
「みたいやねー?あぁ、軽くなんか食べるもん用意するからロヴィはその間に…」
「シャワー浴びる」
ロヴィと呼ばれた青年はベッドから身を起こしうんと伸びをした。
シーツがぱさりと落ち、滑らかな素肌が曝け出されると
アントーニョは再びその身体に手が伸びそうになるのをぐっと耐え、
目を背けると備え付けのキッチンに入った。
緊急の呼び出しだというから急がないといけないのは百も承知だが
やはり空腹で仕事などしたくはないし、
それに…如何にも『昨晩はお楽しみだったようで』な風体で
職場に行こうものならあの眉毛にまた厭味をたっぷり言われるであろうことは明白だ。
自分だけならいいが、ロヴィーノもあの毒牙にかかるのは可哀想だ。
昨日買ったパンに生ハムとスライスチーズ、レタスとトマトを挟んで
簡単なサンドウィッチが出来上がるとロヴィーノがバスルームから出てきた。
身支度まで完璧に整えてきたロヴィーノと交代で今度は自分が軽くシャワーを浴びて
着替えて出てくるとロヴィーノがコーヒーを用意してくれていた。
軽食を食べ終えるとすぐに二人で部屋を出た。
まだ明け方近くで静かなマンションのエレベーターは
すぐに二人を乗せるために上がってきた。
エレベーターが階下につく前に携帯を確認していたロヴィーノは首を傾げた。
「なんで俺んとこには連絡こねぇんだよ…」
「ははっどうせ俺と一緒やろって空気読まれたんやろうなぁ」
ロヴィーノはからからと笑うアントーニョにチッと舌打ちをして足を踏んずけた。
確かにアントーニョとロヴィーノは恋人同士だが公にはしていない。
それなのにどういうわけか暗黙の了解のようになっているのはどういうわけだ。
ロヴィーノが眉間に深く皺を寄せているとエレベーターが階下に着いた。
扉が開ききる前にアントーニョは素早くロヴィーノを引き寄せ掠めるように口づけた。
「んっ!」
軽く触れるだけのそれにさえ顔を真っ赤に染めたロヴィーノに
微笑んだアントーニョはロヴィーノの腰を抱いてエレベーターを降りた。
そこから早足で駐輪場に向かい、アントーニョは先にメットを被ってバイクに跨ると
ロヴィーノにもメットを投げて寄越した。
それを慣れたように受け止め、被るとアントーニョの後ろに跨った。
「ほな、行くで。しっかり捕まっとき」
鍵を差込みエンジンを入れるとロヴィーノは言われたとおり
大人しく見た目に反して逞しいアントーニョの腰にしっかりと腕を回した。
自分の腰にロヴィーノの腕が回されるのに、アントーニョは知らず口元が綻んだ。
そんな二人を乗せ走り出したバイクはマンションの駐車場を抜け車道に出ると
一層スピードを上げたのだった。
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バイク二人乗りな西ロマを書く夢が少し叶った…

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西ロマ早く結婚しろ!が口癖。現在APHにドップリ嵌っています。ロマーノは俺の嫁。
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