西ロマでマリーナロマンス読みたいわーと思って。
そういえば海賊親分はまだまともに書いてないよな。
ロマーノは…その子分?とか、実は貴族だのセイレーンネタは在り来たりだよな。
もっとこう…他にないものがいいな。
海賊と意外性のあるなにか。
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じゃあ甘ロリショタロマーノさんで行こう!
という阿呆な思考の上で妄想し始めた俺得なだけの話。完全に自分の趣味。
「おれのかんがえたさいきょうの○○」なカンジのノリ。
おk、大丈夫だぜ!って方のみ続きからどうぞー
船上とは思えないほど豪奢な部屋に大きなベッドが置かれた寝室に忍び込むと、
静かにドアを閉めてゆっくりと深呼吸をした。
そして太陽が登っても尚、未だ惰眠を貪り続ける男のベッドの上に
ロヴィーノは勢いよく飛び込んだ。
「アントーニョッ!起きやがれこのやろー!」
「ぐぇっ!…うぅ、ロヴィー、起こすんやったらもっと優しく起こしたってぇ」
そんなことを言っても、揺すっても叩いても起きないくせに、と
ロヴィーノはフンと鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
よっこらせ、と身を起こしたアントーニョはロヴィーノの頬にキスをした。
「おはようさん、ロヴィーノ」
「おせぇーんだよ、お前!早くメシ!食いっぱぐれたらてめーのせいだかんな!」
「はいはい」
ぴょこんとベッドから降りたロヴィーノはドアの前で早く、と
アントーニョの急かし始める。
それをはいはいと適当に流しながら身支度を整えつつ、
ロヴィーノをちらりと見遣った。
ふんわりと裾の広がった白いワンピースドレスにピンクの花柄のボレロを羽織った
ロヴィーノの頭の上にはヘッドドレス。
可愛らしい衣装を纏うロヴィーノはれっきとした男児なのだが、
どういうわけか、出会った当初から彼は貴族令嬢の如くドレスを身につけていた。
好んで着ているわけでもないらしいので、きっと彼の身内の趣味なのだろう。
…いるのかいないのかは知らないが。
ロヴィーノは数年前に広い海の真ん中で小さなボートに乗って漂流していた。
それを偶然見つけたのがこの海賊船の船長であるアントーニョだった。
ボートから掬い上げた少年、ロヴィーノは『ロヴィーノ』という名前以外は
何も覚えていないらしい。家族も、住んでいた場所も、
どうしてあんなボートで一人で漂流していたのかも、何も。
どこにも行く宛てのないロヴィーノを、じゃあ俺と一緒に来るか、と手を差し出せば、
ロヴィーノはこくりと小さく頷いてその手を取った。
それ以来、ロヴィーノはアントーニョの小さな子分として一緒に旅をしている。
「お待たせ、ほな食堂行こか」
「腹減ったぞこのやろー」
ちょこちょこと後ろをついてくるロヴィーノを微笑ましく思いながら、
アントーニョは食堂に向かった。
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この後次に寄る街で巻き起こる様々な出来事
ロマの身内であるイタちゃんと偶然出逢ったり、
忍び込んだ貴族のパーティーで同業ライバル、英と遭遇したり、
ロマの素性を明らかにしたり、
実はロマのじいちゃんは、とか。
いろいろあって、アントーニョたちと別れる決意をするロマ。
数年後とある港町でアントーニョに「船に乗せろ」と
成長したロマが声をかける…ところで終わり!
っていう妄想をした。
でもこういう衣装ネタは小説だと分かり辛いよね。
やっぱりイラストとか漫画で見たいね。
てなわけで誰か海賊親分×甘ロリショタロマください。←