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脳がとけた結果、妄想が台風並みに大暴走した。



余裕のない攻め×そんな攻めが可愛くて仕方ない受け。って、良くない?
と滾って、いつものように西ロマで妄想した。
でも、KY鈍感通常運転親分が、余裕なくてぐだぐだ…っていうのは、
どこかにありそうなので、全盛期(海賊でもいい)親分だったらどうよ?
他所で散々暴れていたころの親分が、ですよ。
子分に対してはあれこれぐだぐだ悩んで、
手を出したくても出せなくて、もだもだ。
いろいろ頑張って我慢しようと思って、つい、子分を避けちゃったりとか。
そんな親分に、何で避けるんだろう。
やっぱり俺が何も出来ないから、傍にいられないのか、と勘違いした子分が、
でもやっぱりちゃんと理由が聞きたくて、何で避けるんだ、このやろー!って突撃。
…ていう話。書き出してみると、なんじゃそら。
ですけど、その後の話を続きに書いてみた。


・全盛期な海賊親分×メイド仕様なショタロマ
・ロマに対してなんか初心な親分
・男前?な子分様
・がっかり残念クオリティ駄文

以上、大丈夫!な、心が海並に広い親分のみ続きからどうぞです~。


+ + + + + + + + + +




「来るな!…―――来たらあかん。ほら…自分の部屋に戻りぃ。」

折角久しぶりに帰ってきたから、一緒にいたいって。
そう思ったのに、アントーニョは、不自然に俺を避けるから。

嫌われた、とか。
もう俺は要らないのか、とか。

悩んでぐるぐるして、そうしてるうちに段々腹が立ってきて。
とうとう俺は、強硬手段に出た。
『何で避けるんだ』と問い詰めると、アントーニョは随分うろたえていた。
目線も合わせてくれない。
いつもなら、…以前なら、ちゃんと膝を折ってくれるのに。
俺が手を伸ばせば、ちゃんと握り返してくれたのに。
どうして、俺の手から逃げるんだよ…っ。

「…――――――――いやだ。」
「っロヴィーノ…っ!」
「んだよ、全然わかんねぇ!…いらないなら、要らないってはっきり言えばいいだろ!」
「誰もそんなことゆうてへんやろ!」
「だったら…っ!なんで…っ!」

きゅっと唇を噛んだ。
目頭が熱くて、喉の奥が苦しい。
泣きそう。泣きたい。泣きたくない。

アントーニョの手が、俺に向かって伸ばしかけて、慌てて引っ込めた。
それが、悲しくて、瞳からとうとう涙が零れ始めた。
いつもなら、こういうとき、すぐに抱きしめてくれるのに。

「うっ…ふ、…ぇっ」

零れだした涙が頬を伝って白いエプロンに染みを作っていく。
本格的に泣き出した俺は、それでもアントーニョの部屋から出て行かなかった。
…部屋を飛び出しても、きっとアントーニョは追いかけてなんて、きてくれない。

「ロヴィーノ、お願いやから…そんな泣かんとって…。」

じゃあ、今すぐハグして。
俺よりも大きな手のひらで、頭撫でて。
いつもの元気の出るおまじないして。

ちゃんと、俺を見ろよ。

「じゃあ、部屋から出て、外行こう!せ、せや、トマト!トマト畑行こ!」
「なんでだよっ!話がまだ終わって、ねーぞっ!」
「いや、せやから外で…。」
「いやだ。」
「…~~~っ!」

アントーニョは凄く焦ったような、困ったような、微妙な顔をしていた。

「…きらいに、なったか?」

俺のことが、嫌いなのかって。
だから、そんなこと言うのかって。
そういうと、アントーニョは『違う!』と力いっぱい否定した。

「…あかんねん、俺…。」

ぽつんと呟いたアントーニョは、ぼすんと力なくベッドの端に座り込んだ。

「あかんねん…普通にしよって、思うんやけど、無理やってん…。
やから、なるべく帰るの遅くしたり、早ぅ出て行ったり、して…ごめん。
寂しい思いさせてんの、解ってるんやけどな…。あかんねん。

やってな、屋敷に帰ってきたらほぼ二人っきりやん…!?
一緒の部屋で、とか我慢できへん!出来るかっちゅーねん!
傍におったら触りたくなるし、ちゅーしたなるし、抱きしめたくなるし、
口では言われへん、あれやこれやしたいって!思うてまうから、あかんねん!!

…ロヴィーかて、嫌やろ…?

親分、そんなん考えてんの。………やから、近づいたらあかんよ。」

一気に捲くし立てたアントーニョは、手のひらで顔を覆って俯いた。


なんだ、それ。

なんだ、それ。


心臓の音がやけにうるさい。
頬どころか全身が、熱い。


なぁ、それって…………さ。


「お前…俺のこと、好きなのか?」
「…好き、やけど?」

(あっさりと認めるのか。)

なんだ……なんだ……そうか。
沈んでいた気持ちが一気に浮上して、自然と頬が緩んだ。
アントーニョは、俺が好き。
俺も、…………トーニョが、好き。
それなら、何も問題ないよな。

しゅるりと頭の三角巾やエプロンを外して床に落としながらアントーニョに近づき、
座っているアントーニョの膝の上に跨った。


「っちょ、ちょっ!…ロヴィーノさん…俺が言うたこと聞いてはりました?」
「聞いてたぞ。だから。」

ちゅう。
額に口付けて、にっと笑った。
焦ってる、焦ってる。
赤らんだ頬が可愛くて、たまらない。
俺に対してそんな反応してくれるのが、うれしい。

「あああああっあかんって!ほんま勘弁して…!」
「我慢なんて、する必要ねーだろ。」

あわあわわたわた。
焦りまくって逃げようとするアントーニョに、きゅっと抱きついた。

逃がすか、ばーか。

「あかんって!…困るの、ロヴィーなんやから。ほんま…!
俺、ロヴィーのこと、むちゃくちゃにするかもしれへんねんで!?」

真っ赤な顔して睨んでも、今は全然怖くなんかない。

「困らないし。平気だぞ。」

理性の箍なんて外してしまおう。
そうして、剥き出しの本性、俺に晒してみせて。

「どうなっちゃってもいいから。」

知りたい。もっと、教えて。

アントーニョの瞳が変わる。
獲物を捕らえた獣のように、それは熱くギラリと光った。
優しい腕が俺を捕らえる。
逃げはしない。
そう、それでいい。

その瞳で、手のひらで、唇で、声で。


俺を、愛して。

********************************


今読んでる小説がツボにハマって、滾ってる。
…余裕ない攻めって可愛いよね!!
それと逆に男前な受けっていいよね!
ていうか、西ロマっていいよね!
もう本当早く結婚してください。

いちゃいちゃでろ甘西ロマが読みたくてしょうがない。

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西ロマ早く結婚しろ!が口癖。現在APHにドップリ嵌っています。ロマーノは俺の嫁。
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