ポルトさんショックを未だに引き摺りつつ
でもやっぱり親分の嫁はロマだよなと自己完結しました。
そしてトマト一味はこういう感じだったらいいなという妄想に。

チューリップ兄妹＋ルクセンさん
ベル「ロマーノ君ワッフル食べるー？」
蘭兄「これも食いね」
ルク「じゃあお茶入れますねー」
みたいな感じでなんだかんだで可愛がられる末っ子ポジションなロマ
…だったらいいなーかわいいなー

イベリア兄弟
ポルさんは親分をちくちくしながらロマの反応を楽しむという
間接的にロマをいじめて楽しむタイプかなって思いました！←
いちいち過剰反応する親分もそれはそれで面白いので
仏兄とはまた違った感じの西ロマ弄りをしてくれるんじゃないかな。







続きにこの間から妄想していた「条件付お付き合い西ロマ」設定で
何度目かの別れたあとの西ロマとポルさん。（葡→ロマ風味）

・走り書き
・こんなシーンあったらいいなという妄想

大丈夫な方は続きからどうぞー

なかなか進まない退屈な世界会議に
天気の良さも相俟っていい加減眠くなってきたところに
じゃが芋野郎の「少し休憩するか」という声に
待ってましたとばかりに各国の面々はそれぞれ会議室を出るものや
仲の良いものと話したりといったふうに過ごし始めた。

ロマーノは、一人で会議室を出た。
何となく一人になりたくて誰もいない静かな場所を探して
会議室から一番遠い自販機を目指した。
漸く辿り着いたところで、ロマーノはゲッ、と声を上げた。
そこには先客がいたのだ。

「ゲッてなんやのー？ひどいわぁ。…ひとり？」

自販機の近くのソファに腰をかけたポルトガルは
ロマーノを見てによによと笑った。
その笑みに思い切り眉間に皺を寄せたロマーノが
回れ右しようとするのをポルトガルが制した。

「まぁ待ちや。折角やし、おごったるでー？何がえぇ？」
「マジか。じゃあ、コーヒー」

おごり、という言葉にころりと態度を変えたロマーノが面白くて
笑いながら自販機にコインを入れてやると
ロマーノは遠慮なくコーヒーのボタンを押した。
コーヒーの入った紙カップを取り出して
もう用はないとばかりにさっさと立ち去ろうとするが、
ポルトガルの声に足を止めた。

「またあいつと別れたんやって？ほんま懲りへんなぁ」

スペインも、お前も。

「…っせーな、お前に関係ねーだろ」
「別れたんやったら、俺と付き合わへん？」
「だが断る」

一瞬も悩まずすっぱりと断られてポルトガルは笑った。
スペインの都合で付き合いと別れを繰り返すのに
一切も文句も言わないロマーノは端から見ていると気の毒だ。
どうでもいい我儘ならば口にするくせに。

「どうせまたそれネタにスペインからかうつもりなんだろ？」

お前は俺のこと好きじゃないだろ。
からかいのネタにされては溜まったものではない。
そう言ってロマーノはコーヒーを飲んだ。

「そうでもないで？俺結構本気やけど」
「嘘つけ。…それでも男なんか願い下げだ」
「あいつも男やん」
「……あれは、いいんだよ」

男は好きじゃないくせにスペインはいい。
そうやって特別に扱うところは育てたあいつとよく似ていた。
どうしようもなく煮え切らないあいつでなければ意味がないのだ、ロマーノには。

（あぁ、なんか腹立つわ）


コーヒーを飲み干してゴミ箱に紙カップを捨てたロマーノの手を取った。

「なんだよ？」
「んー？さぁ、なんやろな？」

にこりと笑った顔を貼り付けたまま顔を近づけた。

「ポルトガル！！」
「………はいはい、タイミングのいいことで」

スペインの声を背後で聞き、ぼそりと呟くとロマーノから手を放した。
そんなに慌てるくらいなら、どうして手を離すんだ、この男は。

「頼むからあんまロマに近づかんとってや」
「なん？別れたくせにまだロマが自分のもんやって？
自分勝手もほどほどにしときや。ロマーノ、気変わったらいつでもおいでや」

ひらりと手を振って背を向けて歩き出した。
ほんま困ったやつらやな、と内心で愚痴て肩を竦ませた。