まさかそんな…エイプリルフールは終わったんだぜ。
え、マジなんですか。マジ…で。
うおおおおおおおおおおおっ
ろ、ろまああああああああっ!
愛してるんだぜー!!
「はたふってロマーノ」って何か凄く可愛いよ…。
まるかいてロマーノも聞きたかったけど、ロマが歌ってくれるんなら
もはや何でもいい。ていうか、有難うアニメスタっ腐…!
まるかいて親分とか、親分CDとか、なんかアニメの方、
ついに俺たちにもデレてキター!(゚∀゚)って気がする。(笑)
今までスルーされてきた分が一気にキテる。そんな感じだ。
はいはいはい、買いますよ。喜んで!!
待ってろロマ!超愛してる!!←
あと、個人的にもう一つ。
徳島でヘタリアイベント…だ、と…!?
まさかそんな…エイプリルフールはry…
え、マジ?何でここで???????
…ま、いいか。(笑)
トークショーに小西さん&小野坂さんだ、と…!?
行けたら行きたいと思います。
声優さんがこっちにくるの凄く珍しいもんな。
しかし、『他』ってことは、他にも誰かくるんだろうか…。
浪川さん…じゃないよなー絶対ないなー。
来るんだったらまず最初に名前出るはずだしなー。
…井上さん来たら嬉しい。嬉しくて泣くんだが。(どんだけ)
しかし井上さんくるなら浪川さんと一緒がいいとry…。
親分子分セットで会話して欲しいんだよおおお…。
親分子分好きでサーセン。
でも伊とか独とか仏とかとか、お国のお店も出るみたいだし、
買い物行きたいなー。…スパコミは行けないから。うう。
5月インテ参加サークル凄く少なそうだな…。
見ろ、ヘタのスペースとゲーム系スペが一緒の館だぞ!(笑)
有難いけど…けど…。それだけ少ないってことだよな…。。。
あ、今回ゲーム系でスペ取ってます。
スペースno.は「す 12a」です。そのうちちゃんとオフラインの方
更新しますね。でも新刊はちょっと…いや、頑張りますっっ。
出来れば四月中に本文書き上げたい…。
…3巻も限定版欲しいぜ…。でもゲームはどうだろう…。
そもそもPSP?は持ってないしな。微妙だ。
親分子分がくっつくまでの恋愛SLGなら迷わず買うんだが。(オイw)
オ○メイトならそれくらいやってくれてもいいじゃない!(無茶言うな)
…オト○イトのゲームはちょこちょこやってた。
…また乙女ゲーやりたいな。でもセイジュより萌えそうなキャラいなさそう。
セイジュは俺の萌えキャラの理想形。
歌ロマで思い出した。
1年前くらいに書き始めて放置して結局ボツにした
「歌姫」パラレルのプロローグ的なものを置いておきます。
・貴族西×歌姫ロマパラレル
・歌姫な伊兄弟
・歌う時は女装な伊兄弟(なので歌姫“姉妹”と思われている)
・伊兄弟はどっちもブラコン
嫌な予感がした人は全力で逃げてくださいね!
キャラ設定的なもの↓
*ロヴィーノ・ヴァルガス
「歌姫姉妹」の兄の方。(男だけど舞台に上がる時はドレス着るよ!)
男嫌いな節があるが、金持ちの男に貢がせて生計を立てていた。元男娼。
普段は無愛想で口が悪い。弟以上に泣き虫なくせに気が強い。
愛想がよく、器用で才能溢れる弟にコンプレックス持ち。
でも、弟にまで娼婦のような仕事はさせないし、やらせないし、悟らせない。
(普段は邪険にする時もあるが、結局はブラコン)
自分には弟のような才能がない、と思って歌うのをやめてしまおうと
考えていたとある舞踏会で、アントーニョに出会う。
アントーニョにいつしか恋心を抱くようになるが…。
*フェリシアーノ・ヴァルガス
「歌姫姉妹」の弟の方。
どっか抜けてて表情豊かで泣き虫。だけど割と兄よりしっかり者。
でも舞台に上がると別人(のように華麗に歌います)。
歌う他に趣味で絵を描いてます。
そして極度のブラコンなので、「世界で一番美しいのは兄」と思ってる。
*アントーニョ・フェルナンデス・カリエド
ローデリヒに招待された舞踏会で歌う「歌姫姉妹」を気に入った。
ひょんなことからロヴィーノを預かることに。
世間を斜めに見ている感のあるロヴィーノが気になってしゃーない。
ローデリヒとは仕事の関係で知り合った。
*ローデリヒ・エーデルシュタイン
いくつもの劇場を所有していたりする貴族。
「歌姫姉妹」を発掘、教育中。本人もピアノを弾く。
厳しいが、「歌姫姉妹」の歌はとても好きらしい。
歌をやめたいと言い出したロヴィーノに、
もう一度歌って欲しいが、いくら説得しようとも自分とでは
平行線だろうとアントーニョに預けてみることに。
望むのはだたひとつだった。
けれど、俺は知っていた。
それは、叶わぬ望みだということを――――
=歌姫---唄わない歌姫---=
煌くシャンデリア、目映いばかりの舞踏会場。
色とりどりの豪奢なドレスを纏った美しい貴婦人。
それをエスコートする紳士。
その会場に流れる静かなクラシック音楽は、
煌びやかな世界を彩っていた。
その会場で、一人壁際でグラスを傾けていたアントーニョに、
ローデリヒは声をかけた。
「つまらなそうですね。」
「…当たり前やろ。やっぱり慣れへんわ、こういうの。」
「お馬鹿さんが。…これも貴族の仕事ですよ。」
ローデリヒの小言は聞き飽きた。
アントーニョは肩を竦めて、グラスのワインを煽った。
やって、しゃーないやん?
確かに美しく着飾った貴婦人は目の保養や。
俺も男や。綺麗な姉ちゃんは大好きや。
けどなー、なんや畏まったような礼儀作法とか。
兎に角、堅苦しいのは……やっぱ、苦手やわ。
そう思っていると、会場の照明が落ち、薄暗くなり、周囲がざわめいた。
なんや、停電か?と思ったら中央の階段の踊り場にのみライトが当てられた。
横にいたローデリヒが、薄く微笑んだ。
「なんやの?」
「いいから黙って見ていなさい。」
言われるままにそちらに目を遣ると、オーケストラが再び演奏を始めた。
いつの間にか中央階段の踊り場にはドレスを纏った人物が二人、立っていた。
よく見ると、二人は似通った容姿をしており、どうやら姉妹のようであった。
真白い薔薇のようなドレスを纏ったフェリシアーノが高らかに歌い始める。
まるで天使のようなフェリシアーノの声は、周囲の人を一瞬にして虜にしてしまった。
そして赤い薔薇のようなドレスを纏ったロヴィーノが、すっと顔を上げる。
一瞬、アントーニョと目がかち合ったように思えた。
(…え?)
その時、アントーニョの胸がざわめいた。
(なん…や…?今の…)
ロヴィーノは微かに目を伏せると、フェリシアーノの声よりも僅かに低く、
けれど美しい声で歌い始める。
天使のように清純なフェリの声と、色っぽく艶やかな美しいロヴィの声は
見事に調和し、更に美しく会場に響く。
その歌声に、舞踏会に来ていた全員が魅了されたに違いない。
あれだけざわめいていた人々の声も、今はしんと静まり返り、
誰の目も、美しい歌姫の声に耳を傾けた。
「…やはり、いつ聴いても彼らの歌は素晴らしい。」
ローデリヒはぽつりと呟いた。
(…ですが、やはりあの子は弟を気にするあまり、声に明るさがない。)
「なぁ、お貴族様。あれ誰?二人ともめっちゃ別嬪さんやなぁ!」
「…まぁ、見る分にはそうでしょうね。」
「なぁなぁ、教えてやー。」
アントーニョは目を歌姫に向けたまま、出来るだけ小声でそういい募る。
まるで天使か、妖精のような二人に、アントーニョの瞳は輝く。
会場の貴婦人たちも確かに美しく、綺麗な女ばかりだったが…。
二人はそれよりも、どこか非現実的な。
もしくは、まるで神が作り出した人形のような。
どこか浮世じみた雰囲気が、中性的な美しさを醸し出していた。
元々可愛いものが好きな男だ。
人目で“彼ら”を気に入ったらしい。
ローデリヒはその様子に、小さく溜息をついた。
「白いドレスの方が、フェリシアーノ。赤い方がロヴィーノです。」
「へぇ…名前も可愛いやん。なぁ、後で紹介してやー。」
そこでローデリヒは、隣にいるアントーニョを見た。
視線に気付いて、アントーニョはそちらに視線を向けた。
ローデリヒは、ふむ。と、暫し考えた。
(この男なら、もしかしたら……。)
「…わかりました。いいでしょう。」
「ほんま?やー流石、お貴族様!おおきに♪」
本気で嬉しそうなアントーニョに呆れつつ、思う。
(さて、事態が好転するか。それとも…―――――)
* * *
二人が歌い終わると、ロヴィーノたちを盛大な拍手が包み込む。
それに僅かに頭を下げて、ロヴィーノは重く息を吐き出す。
隣のフェリシアーノは、笑顔で舞踏会の客に手を振って答えていた。
二人で階段を下りると、早速何人かの男たちが声をかけてくる。
『素晴らしかった』だの、『感動した』だの。
それにフェリシアーノが微笑みながら『ありがとうございます』と返す。
ロヴィーノはそれを横目で見ながら、また溜息をついた。
いい加減、うんざりだ。
俺が欲しいのは、そんな言葉じゃない。
そしてその言葉たちは、俺に向けられたものじゃない。
ロヴィーノは客たちの相手をフェリシアーノに任せ、人々の輪から抜け出した。
そしてこっそりと会場から出て行った。
フェリシアーノは、いつの間にか兄がいなくなっていることに気が付いた。
(兄ちゃん?)
最近はいつもこうなので、慌てることもないけれど…。
だけどいつも不安になる。
このまま、自分の元に戻ってきてくれないかもしれない、と…。
「フェリシアーノ、こちらへ。」
声に振り返ると、ローデリヒだった。
そのことに少し安堵して、ドレスの裾を踏まないように気をつけながら近づく。
と、隣に見慣れない男がいた。
黒に近い茶髪にオリーブ色の目と、褐色の肌。
…外国からきたのだろうか。
「ローデリヒさん、お招きありがとうであります!」
「…言葉遣いがおかしいですよ、このお馬鹿さんが。」
「ヴェー…。ごめんなさい。」
じろと睨まれると、とても怖い。
素直に謝っておくと、ローデリヒは仕方ないなと少々呆れられた。
「フェリシアーノ、こちらはアントーニョ・フェルナンデス・カリエド。私の友人です。」
その言葉にその男…アントーニョを見れば、
にこっとまるで太陽のような眩しい笑顔を向けられた。
こういう世界にいる人とは思えない、優しい笑みだった。
だから、俺も素直に笑い返すことが出来た。
「初めまして、フェリシアーノです。」
「うわ~近くで見てもホンマ、めっちゃかわえぇ!」
「…ところで、ロヴィーノはどうしました?」
「あ、そうだ!兄ちゃんいつの間にかいなくなってて…。」
「またですか。」
やれやれとばかりにローデリヒは額に手を当てた。
兄ちゃんは、こういう場がとても苦手らしい。
…かくいう俺も、そんなに好きじゃないんだけど…。
「…はぐれたん?」
「う、ん…えっと…というか…。」
「やったら、俺が探してくるよって。」
にこと人のいい笑みを浮かべたアントーニョは、フェリの返事も聞かずにさっさと踵を返し、
人込みの中へと消えていった。
ちょっと心配で、隣のローデリヒを見ると、目が合った。
「…大丈夫ですよ。彼はそんなつもりはないと思いますから。」
「……うん。」
ローデリヒがそういうなら任せても大丈夫なのだろう。
時々いるのだ。自分達のような存在を手篭めにしようとする輩が。
もちろん、自分達はそれで生計を立てているわけだけど…。
少々性質が悪い人物にあたった経験から、兄に対して必要以上に心配をしてしまうのだ。
あの人が、兄の心まで深く傷つけることがないといいな…。
フェリシアーノはそう願いながら、アントーニョが消えた先を見詰めた。
* * *
「おらへんなぁ~…。」
まいったなぁ…。
あんな綺麗な子がおったら、皆放っておかんやろし。
目立つやろから見つけ易いかと思ったけど…。
考えが甘かったのだろうか。と、アントーニョは溜息をついた。
もしかしたら、もうこの会場にはいないのかもしれない。
(外に出てしもとったら、探しようがないわなー…)
そう思って、とりあえず戻ろうかと思った時だった。
中庭に出る扉が僅かに開いているのに気が付いた。
少し逡巡した後、自分のカンを信じてそこから外へ出た。
外に出ると、会場内よりも冷えた夜の空気が日照った頬を冷ましてくれた。
流石エーデルシュタインという冪か。
中庭も手入れが行き届いており、昼間であれば、
花も綺麗に咲き誇っていることだろう。
(…って、関心しとる場合やなかったわー)
石造りの階段を下りようとすると………一番下の段に人影があった。
夜目でも分かる。見忘れるわけもない。
あの歌姫が着ていた赤いドレス。
階段に座り込んだ後姿は剥き出しの肩が細く、頼りなげでそして…。
(………なんや、めっちゃ寂しそうや…―――――)
カツン。カツンと、階段を下りていく。
歌姫は微動だにせず、膝に顔を埋めたままだ。
まさか、眠っているのだろうか。
(まさか、なー…)
「そんなとこに座っとったら、風邪ひいてまうで?」
最初に出てきたのは、そんな言葉だった。
もっと何か、気の聞いた台詞のひとつでも言えればよかったかもしれないが…。
生憎と、堅苦しい挨拶も、空気を読むのも苦手なのだった。
…さて、歌姫の方はというと、そんなアントーニョの声にさえ、無反応だった。
まさか本当に寝こけているわけではあるまい。
アントーニョはそれでも、言葉を探した。
「…ちょっと風冷たいけど、綺麗な庭やねぇ。
んーでも、俺としてはもうちょい赤が欲しいところや。
あ。月も星も綺麗やー……けど、さっき歌っとった君の方が綺麗やったな~。
皆、二人の歌に聴き入ってたで~。あ、もちろん俺も!
二人ともめっちゃかわええし、ローデリヒに……あぁ、せやった!
ローデリヒとフェリシアーノちゃんが探してたで。一緒に戻ろうや。」
にこにこと悪意のない笑顔で話すも、まったく無反応だった歌姫は
ぴくりと反応を示した。…寝ていたわけではなかったようだ。
けれど、それ以上の反応はなく、さてどうしたものか。
「二人とも、心配してたで。な、戻ろう?」
階下に降り立ち、歌姫の目の前に立つ。
すると、歌姫は気怠げに顔を上げた。
フェリシアーノに良く似た、けれどどこか凛々しく秀麗な歌姫の
紅を塗った艶やかな唇から出た言葉は…――――。
「……ぅっせーな。俺に話しかけんな。うぜぇんだよ。
アンタ、馬鹿?無視してるのが分からないのか?」
* * *
「そんなとこに座っとったら、風邪ひいてまうで?」
聞きなれない、訛りの混じった声に内心溜息をついた。
なんのためにこんなところにいると思ってんだ。
お気楽な貴族連中に、うんざりしているからだ。
男は何の反応も示さない俺に構わず、ペラペラと喋り続ける。
あーっうるせぇ!
無視されているってのがわかんねぇのかよ!
普通なら、ここで興味を無くして去るか、怒るかのどっちかだ。
けれど、この男はそんなこと、意に介していないのか。
それとも、ただ単に空気が読めないのか。
…どっちでもいい。
兎に角、五月蝿いこの男を黙らせたい。
「ローデリヒに……あぁ、せやった!
ローデリヒとフェリシアーノちゃんが探してたで。一緒に戻ろうや。」
…ローデリヒ?
あのお貴族様の知り合いか。
しかも、フェリシアーノちゃんってなんだ。馴れ馴れしい!
…そういえば、今日はあのお貴族様、誰か連れていたな。
エリザベータはどうした。浮気か。このやろー。
それなら、俺が貰ってやるぜ。
…って、この格好じゃ無理か。ちくしょう。
…それにしても…お腹すいたぞ、このやろー。
そういえば、ここ最近まともに食ってなかった気がする。
「二人とも、心配してたで。な、戻ろう?」
まだ居たのか。
いい加減うんざりしてきた。
黙れこのやろーが。
「……ぅっせーな。俺に話しかけんな。うぜぇんだよ。
アンタ、馬鹿?無視してるのが分からないのか?」
(空腹なんだから喋らせるなっこのやろー!)
これで相手も引くだろうと、顔を上げた。
空気の読めない鈍感男はどんな面をしているのか、と思った。
あれ?コイツ……さっきお貴族様と一緒にいたヤツじゃねぇか。
夜目でも分かる、褐色の肌に黒に近い茶髪。
それから…―――――――――新緑の瞳。
「なんやー、喋れるやん!もしかして言葉通じへんのかな~とか思ってもたやん!
あ、でもさっきフェリちゃん喋れてたしなぁ。うん、よかった。よかった。」
なんだ、コイツ。
さっきの俺の言葉、聞いてなかったのか?
言葉通じてるかどうか、聞きたいのはこっちのほうだ!!
呑気に笑ってんじゃねぇよ!このやろー!
「ほんなら、戻ろか~。」
「馬鹿言ってんじゃねぇよっ戻るんなら一人で戻れ!俺は行かねぇからなっ!」
ぷいとそっぽを向くと、男は『えぇぇえ?』とどこか困ったように声を上げた。
ふん。お前が困ろうと、俺の知ったこっちゃないけどな!
「こんなところにおったら、ほんまに風邪ひいてまうで?」
「何でお前が俺の身体のこと心配するんだよ。つーか、お前誰だよ。
知らねぇヤツには付いていくなって爺ちゃんに教えてもらったぞ。」
むすっと眉間に皺を寄せて言ってみる。
これで引き下がれってんだっちくしょうめ。お腹すいたぞこのやろー!
ちら、と男を見上げれば今気がついたと言わんばかりに、ぽむと手を打った。
「あぁ!せやった!俺、アントーニョ!
アントーニョ・フェルナンデス・カリエドって言うねん。よろしゅうな~。
え~っと…ロヴィーノちゃんでえぇんか、ぐほぉ!」
「気安く呼ぶなっこのハゲ!!」
…気が付いたら、頭突きかましていた。
どっかの田舎貴族だろうが、貴族は貴族。
俺とは身分が違うんだから分を一応弁えた対応をいつもなら、出来るはずなのに。
そう、いつもなら。
調子が狂う。
なんなんだ、コイツ。
ついつい、素が出てしまう。
訛りのある言葉のせいか?
それもこのアホ面のせい?
…どっちにしても最悪だ。
「あたたたた……そないに怒らんでもええやーん…。ハゲてないし。」
「ハッ!自業自得だ。兎に角俺は終わるまで絶対戻らないからな。」
大体、フェリシアーノが居れば…俺なんかいなくても別に構わないだろうし…な。
視線を落として小さく呟く。
きっと聞こえてなどいないだろう。
「分かったら、俺にかま…――――」
「そんなことないやろ。皆ゆうてるで~。めっちゃえぇ歌やった!って!」
………このやろー…しっかり聞こえてたのかよ。
「…それは、フェリシアーノへの賛辞だ。」
「ほんなことないで?ロヴィーノも…―――――」
「音楽の知識なんかカケラもなさそうな奴らに言われても嬉しかねぇよ!……アイツは本物だ。」
『天使の歌声』とはよく言ったもので、兄の俺から見ても
フェリシアーノの歌はまさに、それだ。
身内贔屓してるわけではない。ただの事実だ。
だけど、俺は、違う。
フェリシアーノのように柔らかく響かせることも、伸びやかに高らかに歌うことなど出来ない。
『歌姫姉妹』などと言われているが、実際はアイツがいなければ俺の歌などその辺の石ころ同然だ。
美しい宝石に似通った、ただのイミテーション。…それが俺だ。
だから、本物さえ居ればそれでいいだろ?
分を弁えてるだろ?
だって、俺は大人で偉いからな。
だから。
だから…――――――――。
「確かに、フェリちゃんの歌声は天使みたいにかわえぇよ。うん。
ほんまめっちゃかわえぇええくああああえええええ―――――!!
…から俺と結婚してくれへんかなぁ。はぁはぁ。」
………。
息荒くそんなこと言われても気持ち悪いぞ!
というか、お前なんぞにアイツはやらないからな!絶対!
「けど、ロヴィーノもかわええよ?でもさっきの歌…―――――――――。」
…―――――――――なんや、泣いてるように聞こえた。
(な、んで……)
(コイツ…。)
誰にも伝わらない、俺の気持ちを見透かしたかのような。
そんな、ことを…言われたのは初めて、だったんだ…。
元はあの「世界残酷物語」の中の話で、設定が好みだった話から
いくつか萌えたものを元に妄想したパラレル。元の話とは全然関係ないです。
「ヴェ○ツィアの歌姫姉妹」(=歌姫な伊兄弟)
「姉の方が勝気で我侭、妹は清楚で可憐」(ちょっwwこれ絶対伊兄弟wwww)
「そんな二人は娼婦」(ちょっwwwwwwww)
「二人のパトローネとなる貴族」→「姉の方に溺れていた」(西ですね、分かります)
…ってなって、滾って妄想して設定とあらすじまで考えてしまった。
でも、中々筆が進まなくて、結局挫折放置。
誰か続きを書いてくださせぇ。(オイ)
「幸せのありか」と設定がだいぶ被っているからボツにするしかないんだ…。
オチも似通ってしまうのが想像つく。
だから誰か書いてー。(黙れ)